
充填機では、ターンテーブル、バルブブロック、キャッピングヘッドなどが連続回転する場合があります。まず固定側と回転側の間で何を伝送するかを整理します。電源、制御信号、センサー信号、圧縮空気を別々に列挙し、回転速度と稼働時間も記載します。
参照製品は、充填機向けに電気スリップリングと空圧ロータリージョイントを一体化した構成です。元データには400Vまでの電気回路、10barまでの圧縮空気、IP65が記録されています。ただし、これらは特定案件の値であり、新規案件では承認図と試験資料の確認が必要です。
各回路について、電圧、連続電流、ピーク電流、負荷の種類、接続方式を表にします。保護接地、シールド、エンコーダーや通信などの敏感な信号も明示します。400Vという数値だけでは絶縁設計を判断できません。装置の規格、汚損度、過電圧条件、沿面距離と空間距離を確認します。
ノイズ性能はスリップリング単体では決まりません。外部ケーブル、インバーター、接地、制御機器を含めたシステム試験を計画し、測定条件と許容値を定めます。
使用流体、通常圧力、最大圧力、流量、温度、ろ過条件、ポートサイズ、許容漏れ量、許容圧力損失を指定します。10barが連続使用圧力なのか試験圧力なのかも確認します。連続回転する装置では、停止状態だけでなく回転中の漏れと圧力変化を検証します。
元データが示す媒体は圧縮空気です。製品液や洗浄液との接触、食品接触適合、衛生構造を意味しません。必要な場合は材料と洗浄性を別途評価します。
IP65は、定められた製品状態と試験方法に対する防じん・防水性能です。薬品耐性、蒸気洗浄、高温水、長時間の浸水を自動的に保証するものではありません。実際の洗浄剤、噴射方向、温度、コネクターと未使用ポートの状態を仕様書に記載します。
取付け面、回転軸、許容外形、ケーブル・ホース出口、固定方法を図面で管理します。ケーブルの最小曲げ半径とホース継手の作業スペースを確保し、外力が軸受やシールに加わらないようにします。停止側の回り止めは、過拘束にならない構造が必要です。
交換作業では、他のモジュールを大量に分解しなくても端子とポートにアクセスできることが重要です。表示番号は製品、図面、配線表、空圧図で一致させます。
外形寸法、導通、絶縁抵抗、必要な耐電圧試験、圧力保持、漏れ、圧力損失、回転動作を検査項目にします。代表的な負荷、バルブ、ケーブル、ホースを使用したシステム試験も有効です。
IP65やULに関する表現を使用する場合は、対象製品、適用範囲、条件が分かる資料を確認します。部品の認証・認定情報から装置全体の適合性を結論付けないようにします。
承認図、回路表、空圧図、試験記録、取扱説明書、変更承認を改訂番号で管理します。公開ページでは型式と顧客プロジェクト番号を非表示にしますが、保守システムでは正確な識別情報を残します。
負荷、圧力、洗浄方法、回転速度が変わった場合は、影響する要求を再評価します。同じ外観の製品でも内部構成が同一とは限りません。
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