
回転装置では、中心軸や配管を通すための大きな中空部を確保しながら、複数の電源回路と通信回線を伝送する場合があります。
LPT160-0525-0816-01PE-3405-03E3は、160 mmの中空径、異なる定格の電源回路、保護接地、3系統のギガビットイーサネットを統合した構成です。
採用時には、各機能を個別に確認したうえで、全体の機械寸法と内部配置を検討します。
中空部には、機械軸、配管、既存ケーブル、取付チューブなどを通すことができます。
仕様書には次の情報を記載します。
通過物の最大外径
寸法公差
偏心や振れ
組立方法
必要なクリアランス
中空径を決める際は、公称寸法だけでなく組立余裕も考慮します。
本構成には次の回路があります。
25 A回路を5系統
16 A回路を8系統
5 A回路を34系統
保護接地を1系統
各回路について、使用電圧、定格電流、ピーク電流、デューティサイクルを定義してください。
異なる負荷を合計電流だけで表すと、適切な内部設計ができません。
Ethernetの仕様には、ケーブル、シールド、コネクタ、線長、ネットワーク構成を含めます。
3系統をカメラ、制御、診断などに分ける場合は、各チャンネルの用途を回路表に記載します。
伝送性能はスリップリング単体ではなく、固定側ケーブルから回転側機器までのリンク全体で確認します。
大電流回路では、導体寸法と発熱を考慮します。Ethernetでは、差動信号、シールド、接地を考慮します。
同じ筐体に統合する場合でも、機能ごとに適切な配置が必要です。
回路数や電流値が変更されると、外形寸法や内部構造が変わる可能性があります。
中空径以外に、次の条件を確認します。
許容外径
取付可能な長さ
固定方法
回転側と固定側
ケーブル引出方向
曲げ半径
コネクタへのアクセス
保守時の取り外し方向
スリップリングに不要な軸荷重やラジアル荷重を与えない支持構造が必要です。
見積依頼には、回路表、Ethernet仕様、取付図、回転条件、使用環境、ケーブル条件を添付します。
必須条件と調整可能な条件を分けて記載すると、設計上のトレードオフを確認しやすくなります。
大口径と多回路を一体化する場合は、機械設計と電気設計を早い段階で共有することが重要です。
下記のフォームにご記入の上、送信ボタンを押してください。